自分らしく働くために。“なぜこの仕事をしているのか”を言葉にするということ
こんにちは。
「無理なく、長く続けられるサロンづくり」をサポートしている、「小さなサロンの学校」の加藤ヒロキです。
前回のブログでは、「ゴールデンサークル」という考え方を通して、「なぜ私はこの仕事をしているのか(=Why)」を見つめることの大切さについてお伝えしました。
今回はその続きとして、私自身の“Why”がどう変化し、どのように深まってきたのかを、ひとつのストーリーとしてお伝えできたらと思います。
最初の「Why」は、健康への思いから
私が腸セラピストとして自宅サロンを始めたのは今から12年前。
当初、私が掲げていた“Why”はとてもシンプルでした。
「薬や病院に頼らず、自然な方法で健康を整えたい」
その思いを、ブログやホームページで少しずつ言葉にしていったことで、自然と「共感してくれるお客様」と出会うことができました。
集客のための広告費はほとんどかけていません。
それでも口コミで繋がってくださったお客様と、長く信頼関係を築いてこられたのは、きっとこの「思い」を言葉にしてきたからだと感じています。
思いを言葉にして届けること。
それが誰かの心に触れること。
それが、私にとっての“原点”でした。
もうひとつの「Why」が見えてきた
そして最近になって、その「Why」はただ変わったのではなく、より深く、広がってきた感覚があります。
今、私のなかでより大切にしている“もうひとつのWhy”は、
「自分らしく生きてほしい」
という思いです。
腸セラピーも、コーチングも、コンサルティングも…
いま私が携わっているすべての活動の根っこには、この思いが流れていたのだと、ようやく言葉にできるようになりました。
まるで、これまでの点と点が“線”でつながってきたような感覚です。
腸セラピーは、感情に寄り添う時間でもある
私が提供している腸セラピーは、単に「お腹を整える技術」ではありません。
実際に施術を受けられた方から、こんな感想をいただくことがよくあります。
- 「ストレスが軽くなった気がします」
- 「施術後、自分をちょっと好きになれたような感覚があります」
こうした言葉に出会うたびに、腸をゆるめることが、心の緊張を解く時間にもなっていることを実感します。
腸セラピーは、“自分らしさ”と向き合うきっかけにもなりうる。
12年間の施術経験のなかで、そんな可能性をずっと感じてきました。
強みを知ることで、自分を受け入れることができる
さらに近年は、セラピストや起業を目指す方に向けて、自分の「強み」を見つけて活かすセッションも行っています。
診断やコーチングを通してこんな声をいただくことも増えてきました。
- 「自分には強みなんてないと思っていたけれど、ちゃんとあったんですね」
- 「短所だと思っていたところが、見方を変えると長所になるんですね」
“自分の強み”を知ることは、自分を許すことにもつながります。
それは、ありのままの自分を受け入れ、少しずつ自分らしく働いていくための第一歩になります。
すべての仕事に共通していること
コンサルティングを行うときも、私は「数字」だけを見ることはしません。
その方が大切にしている価値観や、持っている力に注目しながら、無理のないやり方で「自分らしいサロンづくり」をサポートしていく。
その根っこにあるのが、「自分らしく働くことを、あきらめないでほしい」という思いです。
腸セラピーも、コーチングも、コンサルティングも、方法は違っても、目指しているところは同じだったんだなと、今なら分かります。
あなた自身の“Why”に耳を傾けてみませんか?
私たちが今やっていることは、時にバラバラに見えるかもしれません。
けれど、少し立ち止まって振り返ってみると、きっとあなたなりの“Why”がそっと横たわっているはずです。
- なぜ、この仕事を選んだのか
- どんな想いが、これまでの選択を導いてきたのか
そんなことを思い出してみるだけで、言葉が変わり、発信の質が変わっていきます。
それは、きっとあなたのサロンやサービスを必要としている誰かに届く、“あなたにしか語れない”言葉になるはずです。
まとめ
・最初の想いは「薬や病院に頼らず健康をサポートしたい」だった
・今は、「自分らしく生きてほしい」がすべての活動の根っこにある
・腸セラピーも、コンサルも、すべてが“自分らしさ”と向き合うための手段
・あなた自身の「なぜこの仕事をしているのか」に、改めて耳を傾けてみてください
焦らなくても大丈夫。
きっと、あなた自身の言葉が、誰かにとっての希望になります。