こんにちは。一人サロンコーチのかとうひろきです。
集客がうまくいかないとき、多くの方が「技術が足りないのかな」「もっと頑張らないと」と考えます。
でも、13年サロンを続けて、100名以上のサロンオーナーさんの相談にのってきて、思うことがあります。
うまくいかない本当の理由は、技術でも努力でもなく、「強みのズレ」であることが多いのです。
自分の強みを知らないまま頑張るのは、地図を持たずに走るようなもの。この記事では、自分の強みを知り、それをサロンの「選ばれる理由」に変えていく考え方を、順番にお話しします。
そもそも「強み」とは何でしょうか
強みというと、「資格」や「特別なスキル」を思い浮かべるかもしれません。
でも、ほんとうの強みは、もっと自然なものです。
強みとは、生まれ持った才能に、時間と経験を重ねて磨かれたもの。高い成果が出て、しかも疲れにくく、繰り返し使えます。
やっかいなのは、強みは無意識に使っているせいで、自分では気づきにくいこと。「こんなの誰でもできる」と思っていることの中に、あなたの強みは隠れています。
周りが「大変そう」と言うのに自分は苦にならないこと。人から「助かった」とよく言われること。そこに、強みの芯があります。
なぜ、サロンオーナーに「強み」が必要なのか
理由は、一人サロンが「人」で選ばれるからです。
大きなお店は、立地や価格や設備で選ばれます。でも一人サロンのお客様は、最後は「あなただから」と選んでいます。
その「あなただから」の中身が、あなたの強みです。
強みがはっきりすると、3つのことが変わります。
ひとつ、発信に迷わなくなります。何を伝えればいいかが、自分の軸から決まるからです。
ふたつ、無理をしなくなります。苦手なことを克服するのをやめて、得意なことで信頼を積めるからです。
みっつ、価格競争から抜けられます。「安いから」ではなく「この人だから」で選ばれるようになるからです。
ストレングスファインダーという道具
自分の強みを言葉にする方法のひとつが、ストレングスファインダーという診断です。
これは、人の資質を34のタイプに分けて、あなたがどの資質を上位に持っているかを教えてくれるものです。
「なんとなく得意」を、「これがわたしの強み」という言葉に変えてくれます。
わたしはGallup認定のストレングスコーチとして、この診断をサロンオーナーさんのサロンづくりに活かすお手伝いをしています。
わたしの場合——いちばん苦手なところを、頑張っていた
正直な話をします。
わたしは開業のころ、「サロンをやるなら人脈だ」と思い込んで、交流会にたくさん参加していました。でも、そのたびに、ほんとうに疲れていました。
あるとき自分の強みを調べてみて、はっとしました。人と広くつながる力は、わたしのいちばん弱いところだったのです。逆に、ひとりでじっくり考えることが、いちばんの強みでした。
わたしはずっと、自分の苦手なところを必死で頑張っていた。
強みの方向に力を向け直してから、仕事の密度が何倍にもなり、売上も安定していきました。強みを知るというのは、それくらい大きな転換になります。
あなたの資質を、サロンにどう活かすか
ストレングスファインダーの34資質は、それぞれにサロンでの活かし方があります。
たとえば「共感性」が強い方は、お客様の気持ちを察する力が、そのまま施術とカウンセリングの武器になります。
「収集心」が強い方は、学び続ける姿勢が専門性になります。
「親密性」が強い方は、少数のお客様と深く長くつながることが、いちばんの得意技です。
資質ごとの、サロンでの具体的な活かし方は、この下の記事にまとめています。あなたの上位資質から、読んでみてください。

強みは、「一文」にすると武器になる
強みは、知っただけでは使えません。言葉にして、はじめてサロンの軸になります。
いちばんおすすめなのは、強みを「一文」にすることです。
「わたしは〔どんなお客様〕が〔どんな悩み〕を抱えているとき、〔わたしの強み〕を大切にしながら、〔届けたい変化〕をお届けします」。
この一文があると、プロフィールも、発信も、迷わなくなります。「誰の・どんな気持ちのために」が定まるからです。
よくいただく質問
Q. ストレングスファインダーは、受けたほうがいいですか?
自分の強みが「なんとなく」しか分からない方には、おすすめです。ただ、受けただけでは変わりません。大事なのは、出た資質を「サロンでどう活かすか」に翻訳すること。そこまでやって、はじめて武器になります。
Q. 資格や特別なスキルがなくても、強みはありますか?
あります。強みは資格ではなく、あなたが無意識にやっていることの中にあります。「当たり前すぎて気づいていないこと」こそ、いちばんの強みです。
Q. 内向的で、人前に出るのが苦手でも大丈夫ですか?
大丈夫です。わたし自身がそうです。内向的なことは弱みではなく、じっくり関わる・深く考えるという強みの裏返しです。その強みに合ったサロンのかたちが、必ずあります。
もう少し深く知りたい方へ
自分の強みを一文にする手順は、LINEでお配りしている「サロンの“選ばれる理由”が見つかる 強み言語化ワークシート(3点セット)」で、順番に進められます。よければ、のぞいてみてください。

