起業初心者さんへ。「まずはしっかり“型”を身につけて」
こんにちは。小さなサロンの学校の先生、加藤ヒロキです。
「無理なく、長く続けられるサロンづくり」をテーマに、12年以上のサロン運営経験を活かして、女性の起業をサポートしています。
今回は、起業を考えている方に向けて、「失敗しない起業の始め方」についてお話しします。
「わたしのやり方でやってみます」は危険信号?
起業サポートをしていると、「自分のやり方でやってみたいんです」という方に時々出会います。
その気持ち、よくわかります。自由に働きたい、自分らしく始めたい。
だからこそ人の言う通りにするのはちょっと違う、そう思う気持ち。
でも、起業したての時期は「自由」の前に、まず「安心と安全」が大切なんです。
スカイダイビングに例えるなら…?
たとえば、スカイダイビングを想像してみてください。
初めてのスカイダイビングで、いきなり一人で飛び降りようとする人はいませんよね。
最初は必ずインストラクターと一緒に飛んで、手順や安全を確認してから、自分で飛べるようになります。
起業もまったく同じです。経験も知識もゼロの状態で、自分の感覚だけを頼りに飛び込むのはとても危険。
まずは「型」や「道筋」を教えてくれる人のサポートを受けながら、少しずつ経験を積むことが成功への近道になります。
「型を学ぶ」って、どういうこと?
ここで言う「型」とは、成功している人がたどった、実績のあるステップのことです。
たとえば、
- どんな順番で準備を進めればよいのか
- どんなメニューを作ればよいのか
- お客様への伝え方や価格の決め方
こういった基本的な流れや考え方を学び、実践することで、失敗のリスクを大きく減らすことができます。
実は、私も「型」を知らずに苦労しました
今でこそ、サロンを12年以上続け、起業サポートもできるようになりましたが、私も最初から順調だったわけではありません。
起業してから3年くらいは、右も左もわからないまま手探りでやっていたので、
- 予約が入らない
- 集客の方法がわからない
- お金がなくて生活がカツカツ
そんな時期が続きました。
もやしと納豆ばかり食べていた日々を、今でも友人にネタにされるくらいです。
でも、「成功している人のやり方を真似してみよう」と思い直してから、少しずつ結果が出るようになりました。
そしてその「型」は、いろんな方に共通する大事な土台なんだと気づいたのです。
「型」は自由を奪うものではありません
「自分らしさを大切にしたい」「自由にやりたい」という気持ちも、本当によくわかります。
でも実は、「型」を学ぶことで迷いが減り、自分のこだわりを活かせる土台ができます。
結果的に、自由に動けるようになるんです。
型を知らない状態で起業するのは、地図も持たずに山登りをするようなもの。
無理に自己流にこだわるより、最初は「道が整備されているルート」を歩くほうが、安心して前に進めます。
自分のやり方は、あとから育てていけばいい
起業の初期段階で必要なのは、「まずは成功している人の型を取り入れてみる」こと。
そこから少しずつ、自分の色を加えていくことで、
- 無理なく続けられる
- 自分らしさを活かせる
- お客様にもしっかり届く
そんなサロンづくりができるようになります。
最後に
起業して、自分の好きなことで働いていきたい。
その気持ちは、きっと本物です。
だからこそ、最初から独りよがりにならず、素直に「型」を学んでみてください。
遠回りを防ぎ、安心して前に進むための、一番シンプルで大切な方法です。
無理なく、あなたらしいサロンづくりを一緒に叶えていきましょう。