自宅サロン開業ガイド：理想の物件を見つけるための具体的ステップ

こんにちは。「１人サロン集客」の先生、ギャラップ社認定ストレングスファインダーコーチの加藤ヒロキです。

自宅サロンの成功には、物件選びが最も重要なステップのひとつです。サロン運営に適した物件を見つけるには、効率的に探し出し、さらに場合によっては大家さんとの直接交渉が必要です。

私自身、この約１２年間自宅兼サロンで計３回サロンを構えました。この記事では、私が実践した具体的なツールや交渉術について紹介します。

物件選びを効率化するために、私が活用したのが不動産アプリです。毎日足を運んで探すのは非現実的ですし、忙しい日々では時間が限られています。そこで、不動産アプリの通知機能を最大限に活用し、希望に合った物件が見つかり次第すぐに対応できるようにしました。

LIFULL HOME’S（ライフルホームズ）
「事務所利用可」の物件を探す際に便利なフィルタ機能が充実しており、私は毎日新着物件を確認していました。地域ごとの賃料相場も簡単に調べられるので、事前に予算を把握するのにも役立ちます。
SUUMO（スーモ）
日本最大級の不動産情報サイトで、物件の数が豊富です。SUUMOでは「SOHO可」「事務所利用可」のフィルターを利用して、条件に合った物件を効率的に探すことができます。また、複数の物件を比較する機能も充実しており、各物件の特長を見比べながら選ぶことができました。
アットホーム
地域に根ざした物件情報が豊富で、特に地方での自宅サロン探しに適しています。通知設定をすれば、希望条件に合った物件が出た瞬間に通知が届くので、見逃す心配がありません。

物件選びはタイミングが命です。希望する条件を詳細に設定し、「事務所利用可」「SOHO対応」といったフィルターを活用することで、理想的な物件が見つかった瞬間に通知が届きます。通知が届いたらすぐに内見の予約を入れ、チャンスを逃さないことが重要です。

物件が見つかったら、次に大切なのは内見時にサロンとして利用可能かを確認することです。以下のポイントを押さえておくと安心です。

騒音や匂いの確認
サロン運営では、静かで清潔感が求められます。内見時には近隣の騒音や、換気の状態、匂いがこもりやすい場所かどうかを確認しましょう。
駐車場や交通アクセス
お客様が訪れやすいかどうかも重要です。駐車場が十分にあるか、または公共交通機関からのアクセスが良好かを確認します。
玄関や施術スペースの広さ
玄関の広さや、施術を快適に行える十分なスペースが確保できるかも重要なチェックポイントです。特にお客様がリラックスできる空間作りが可能かどうかを意識して確認します。

「事務所利用可」と明記されていない物件でも、大家さんや管理会社と交渉することで、サロンとして利用できる許可を得られることがあります。実際、私も何度か交渉を行い、静かなサロン運営を約束することで、住居兼サロンとして使える物件に巡り合いました。

多くの大家さんが懸念するのは、住民に迷惑がかかることや住民の退去です。特に、人の出入りが増え、騒音やトラブルの原因になることを懸念しています。この不安を解消するためには、具体的な説明を行うことが大切です。

完全予約制による少人数の来店
サロンは完全予約制で運営しているため、1日の来店者は限られており、人の往来が少ないことを伝えましょう。これは、大家さんが最も心配する「住民に迷惑がかかる」という懸念を和らげるのに効果的です。
音を立てない静かな運営
美容やリラクゼーションの施術は、静かな環境で行うものです。騒音のリスクがないことや、他の住民に迷惑をかけないことを具体的に説明することで、安心感を与えます。
ホームページを見せて信頼感を与える
女性セラピストが運営する場合、大家さんが不安を感じることもあります。中には「いかがわしいマッサージ店」と誤解されるケースもありますので、サロンの内容が誠実なものであることを証明するために、ホームページや資料を見せることが大変効果的です。これにより、大家さんが安心し、サロン運営を許可してくれる可能性が高まります。